コンテスト応募から準備へ~自分だけでは気づかなかったこと~

コンテストを知ったのは、インスタグラムの広告でした。初めての参加でしたが、資料作成やプレゼンの練習など、準備を入念にしていましたので、本選までいける自信はありました。二次予選までは緊張もなく、自分らしいプレゼンを行えました。当初、グループの部で参加する予定でしたが、事情により、個人の部で参加することになりました。いざ終わってみると練習も一人でしたので、気楽で良かったのかなと思っています。
参加すると決めたものの、テーマがなかなか決まらず、学部の友人に助言を求めました。ある友人から、ドイツのミュンヘンに週末だけ子どもが運営している街があると教えて貰いました。「子どもたちだけで出来る」というのは、私の環境教育のテーマでポイントとなっていましたので、友人からの助言は非常にありがたかったと思っています。また、別の友人からは一緒にコンビニに行った際、私が受け取ったビニール袋に対しての指摘を貰いました。「なぜおにぎりと飲み物だけでビニール袋をもらうの?」という問いに対して、何も答えることができず、自分の環境に対する意識が変わりました。この様な経験もあり、環境教育というテーマに興味を持ち、今回のプレゼンに挑みました。総じて、自分だけでは気づかなかったことが多くあり、周囲の方々の助言なしではプレゼンは完成しませんでした。

ボディランゲージという言葉ではない言語

プレゼンで私が一番ポイントとしていた部分は、「ボディランゲージ」です。ギャリ―?ビーというアメリカ人のWebマーケティング会社の社長がいるのですが、彼のプレゼンでの動きが私のプレゼンの基礎となっています。人間はボディランゲージでの振る舞いで、聞き手への印象が変わっていきますし、とくに自分に自信のあるプレゼンターは、基本動作の一つとして、胸を大きく開いて話す傾向があります。
また、心理的作用には自分と聞き手のストレスレベルが下がる、緊張がほぐれるなどの効果もあります。細かい点ですが、私は聴衆の反応をとくに意識していたので、トピックが変わる時や相づちを打つ際には、視線や身体の位置を変える工夫をしました。海外のプレゼンターの動画をひたすら見て学んだことも効果的でした。発音、アクセントは毎日練習し、鏡の前で自分の動作確認を何回も行いました。
私のプレゼンでは「ボディランゲージ」、「声の抑揚」などが評価されたポイントだったと自負しています。見えない言語の強化を最大限してきました。

大会参加から得た気づき~新たなフィールドへ~

プレコンに参加したことで、自分なりに様々な気づきがあったと思います。プレゼンでボディランゲージを意識して取り組んだことで、相手の気持ちを相手のボディランゲージから読み取れる様になりました。自分の声を明瞭化することによって、相手への自分の印象に変化が現れるなど、普段の生活にも応用できる力も身に付いたと思います。プレコンで賞を獲得してからは、周囲の友人や先生方からも「凄いな」、「良かったね」と言ってもらえましたし、何より自分に自信が付きました。地元、高知県の中学生や高校生にもこの経験を話す機会をいただき、自分たちよりもっと若い世代の視野を広げていく活動にも参加させてもらえています。プレコンは今までで、一番自分が目立つことのできた場所ですし、私は目立つことが好きだということを発見できました。
現在は「ワークアズライフ」という言葉に興味を持ち、自分の新しいフィールドを模索しています。私は働くことにも自由な時間があるスタイルが大事だと思っています。プレコンで得た経験も将来に活かせたらと思います。
参加を考えている学生の皆さん、全力で頑張って下さい。