学科?コース紹介
Vi?c làm, Chuy?n ti?p và B?ng c?p
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国際エアライン科で1年生対象のモチベーションアップセミナーを開催しました。この先に控えている就職活動に向けてモチベーションを高め、今後の過ごし方のアドバイスや現在の不安を解消するために実施された本講座。緊急事態宣言が解除され、神田外語学院では分散登校※を行っているため、今回のセミナーは対面とZOOMのハイブリット型で実施しました。
ゲストは前回の「朝日新聞デジタル 活用法」講座に引き続き、朝日新聞社 篠原真喜子さん。毎年、国際エアライン科の学生を指導していただいており、自身の就職活動の経験を活かした講義内容は学生に大好評。
※分散登校 – クラスを2グループに分け、学校に登校する人数を減らす取り組み。週替わりで対面とオンライン授業を受講。
篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画?MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。(篠原さんコラムより引用)
今回の講座のプログラムは以下の通りです。
※見える化タイムとは、自身の学びを振り返る時間。講座後のアクションにつなげるため、「印象に残った言葉は。それはなぜか。」「講座を受けて行動に移したいことは何か。」を整理する。
まずは、前回行われた「朝日新聞デジタル 活用法」講座の振り返りから。講座終了後に学生たちから提出された感想や意見について、篠原さんから補足説明がありました。
例えば学生からは
?自信をつけるには努力しかない!
?居心地の良い場所から抜け出す!
?朝日新聞デジタルを毎日読む!
など、さまざまな感想や意見が寄せられていました。
その中でも特に学生が共感を示していたのは、「就活はオタ活だ!」というフレーズ。
なかなか耳慣れないこの言葉。詳しく話を聞いてみると、就職活動をオタク活動に置き換えるという考え方。「企業は推し!ESはラブレター!面接は推しに会える!」と自分に言い聞かせ、前向きに就職活動をする方法でした。ここでは、学生たちがより深くイメージできるように以下のような例を挙げられていました。
「コンサート(説明会)には必ず参加し、推しのグッズ(企業研究した資料)を持ち歩き、一緒に写真を撮り(HPの大事なところはスクショを取って)、暇さえあれば推しについて調べる。人と同じ情報はイヤで、独自の推し情報(会社のHPだけではなくて新聞でも調べる)を求め日々努力。」
続いて、「夏休みの過ごし方」について。
この夏のテーマは、「経験値を上げる」こと。まとまった時間が取れる夏休みにこそ、就活で話せるネタ作りを!と篠原さん。
最初は、「何をすればいいの」と想像つかない様子の学生たちでしたが、今までの先輩たちが経験したアルバイトの例や学科の先輩にOG訪問をした例を聞くとイメージがわいたようで、自分には何ができるかと一人ひとり整理しているように見えました。
辛く苦しいイメージがある就職活動。少しでも楽しいものにしようという工夫や考え方を知り、学生たちの不安な表情が一転し、笑顔があふれていました。考え方ひとつで物事の見方が変わる良い教訓が得られたかと思います。
次は就職活動を終えて、内定先が決まった先輩の模擬面接。協力してくれたのはこちらの2名。
?木藪 羽香さん 帝産観光バス内定
?ショラティカハキ 美奈さん ホテルインターコンチネンタル東京ベイ内定
面接官役は国際エアライン科コーディネーターの太田先生がつとめ、実際の面接のような雰囲気の中行われました。
模擬面接を終え「面接は自然体が良いと言われますが、全く練習しない状態とは違います。ある程度練習を重ねて、自分の目指す姿を演じることも必要です。それまでの努力した時間が面接での自信に繋がります。」と太田先生。
先輩たちの堂々とした受け答えを見た学生たちは、熱心にメモを取り、模擬面接が終わると大きな拍手が巻き起こりました。次は自分の番!と気を引き締め、これまでの講義内容(新聞を読むこと、夏休みの過ごし方など)を振り返り、より一層真剣に取り組もうと決意を固めていました。
質疑応答の時間では、1年生が篠原さんや先輩たちに向けて次々と質問をしました。
篠原さん
「面接では第一印象が大事。それは、最初の印象の良さが最後まで影響するケースが多いからです。最初の印象を良くするコツは自信を持つこと。面接まで準備を重ねてきたことが、自信につながります。準備と努力に裏打ちされた自信と面接に挑戦する気持ちが、良い結果として表れます。」
ショラティカハキさん
「友人や先生との会話の中で自己の考え方を再認識しました。また、友人に自分を評価してもらうことでより深く自分を知ることができました。」
木藪さん
「国際エアライン科の授業でやっている幼少期からの自分史年表を整理し直しました。それにより、自分の性格からどんな職業があっているのか理解できました。」
篠原さん
「自分の良いところは、自分では気が付いていないことが多いです。なぜなら、自分の良いところは自然に出ていることが多く、自分では意識していないからです。そのため、周りの友人や親に評価してもらうことをお勧めします。それだけでなく、受けた評価に対して、質問を重ねて、具体的なエピソードに落とし込んでいく。それがそのままエントリーシートや面接で自己アピールに使えるネタになります。」
太田先生
「私がいつも皆に言っていることは『人は多面体である』ということ。さまざまな人に『自分ってどんな人?』と聞いていくと、色々なことを言われて逆に本当の私って何?と悩んでしまいます。でも、悩んで良いのです。さまざまな意見を踏まえて、自分の理想、自分という人間を決める。自分で自分の理想像を仮定することで、それを目指して努力することができます。就職活動は自己成長、人間力を向上できる場。理想像に近づけるように、日々の行動を積み重ねっていってください。」
木藪さん
「私も国際エアライン科の授業中と普段のキャラは違います。でも、どちらも自分だと思えたことで気にならなくなりました。面接でも素を出していったら自分が辛くないし、素の自分を認めてもらえたときは嬉しく思いました。」
ショラティカハキさん
「私はおっとりとした性格で、国際エアライン科の周り友人との性格の違いに悩んだ時がありました。しかし、友人から私の笑顔を見ると元気をもらえるという言葉をもらい、自分を見ている人は必ずいて、それに救われる人もいるんだと思えるようになりました。」
太田先生
「人はさまざまな自分を無意識に演じています。違いに悩むのではなく、新しい自分をインストールしてスイッチを入れるイメージを持ってください。絶対やってはいけないのは、人によって誠実さのレベルを変えることです。自分のキャラクターを大事にしつつ、新しい自分を見つけることを楽しんでください。」
篠原さん
「皆さんがイメージしている就職活動でよく耳にする「素の自分」は、今の状態の自分ではありません。つまり、素の自分、ありのままの自分というのは、努力によって自分を高めたあとの自分です。今の自分のままでは、就職活動で良い結果を残せません。実際に先輩達もギャップに苦しみ、時には自分像を作りこむことに悩んでいました。そんな中でも、悩みながら考え抜き、努力を重ねたから、練習を重ねたから、自然に見えて、その人らしく見えるキャラクターが作れたのだと思います。今後皆さんに必要なのはその作業だと思います。
よくありのままでいいと言われると、いまの自分のままでいいと勘違いする人が多いです。誰しもいろいろなギャップに苦しみながら、作りこみすぎた自分ではなくて自分のいい部分をより出せるやり方、見せ方を探していってください。」
これから就職活動を迎える学生たち。就職活動では、これまで人生の節目に経験してきた高校受験、大学受験とは全く違った努力をしなければいけません。確実な方法が見えない中で試行錯誤しながら、自分探しを行っていく。今回のセミナーはそんな学生たちへの道しるべになったのではないでしょうか。国際エアライン科には、同じ夢を目指す仲間とそれを支えてくれる多くの教職員がいます。そんな友人や先生たちと一緒に乗り切ることで、卒業後も自信を持ってそれぞれのフィールドで活躍できるでしょう。