澳门葡京赌城_澳门网投平台-【在线*游戏】卒業生のみなさん、こんにちは!私は現在、イベロアメリカ言語学科スペイン語専攻3年に在籍している木幡朱里です。この度はご縁があり、在校生として初めてこの卒業生ブログを書かせていただくことになりました。今回は私が代表を務めるサークル「Habitat for Humanity KUIS」についてお話ししたいと思います。最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
だれもが安心して暮らせる「家」とは
早速ですが、皆さんにとって「家」とは何でしょうか?
私にとっての家は「基盤」です。家族が集まる場所であり、帰る場所であり、気持ちを落ち着かせる場所、生活の基盤となる場所です。日本という安全な国で暮らしている私たちの多くは、家族がいて、帰る場所があり、安心して暮らせる家があります。しかし、世界全体では10億人もの人が安心して暮らせる住まいを必要としています。そのために私たちができることは何でしょうか?
Habitat for Humanityの活動をご紹介!
私たちのサークルは国際NGO団体であるHabitat for Humanityの日本学生支部の一つです。日本全国の約50の大学に学生支部があり、Habitat for Humanity KUISは結成されて来年で20周年となります。私たちのメインの活動は海外での住居支援活動(GV)です。主に長期休暇中に東南アジアの発展途上国を訪れ、現地のスタッフの方と家を建てるボランティア活動をしています。
私は1年生の時に2度、GVに参加しました。最初は資格や経験もなく、建築を学んだこともない私たちが携わった家に住むのは不安ではないのだろうかと心配でした。しかし、私たちが建てた家に住むホームオーナーの方が「今までで1番大きくて、安心できる家だ。家を持つことが夢だった。その夢を今この瞬間君たちが叶えてくれた。」と大喜びしてくれたのです。日本という小さな国のたった18人の大学生でも、遠く離れたカンボジアの家族の夢を叶えることができるという事を1回目のGVで体験しました。
実はGVへの参加費用はほぼ全てが自己負担です。正直お金を出してまで参加するボランティア活動は、周りの友達からはなかなか理解を得るのが難しいです。けれども、助けが必要とされているからこそ、私はそれに応えるためにボランティア活動をしているのです。時間に余裕がある学生時代だからこそ、助けを求めている彼らの手を握ってあげたい、それが私のボランティア活動をする理由なのです。
Habitat for Humanity KUISではコロナ禍になる前、月末になるといつも海浜幕張駅前で募金活動をしていました。ある時、「偽善者」と通りすがりの方に言われとても悲しい思いをしました。しかし、私たちの行動の評価をするのは助けを求めている方々です。偽善だと思われたとしてもいいのです。実際にボランティア活動をしている私たちが、目で見て、肌で感じて、やって良かったと感じているのですから。私自身、今まで知らなかったことを沢山知り、誰かの生活を向上させるという新しい経験や、自分の世界を広げることができたと実感しています。
このパンデミックによってGVの中止が続いている今、Habitat for Humanity KUISの活動はかなり縮小を余儀なくされています。しかし、私たちは今だからこそ国内に目を向ける機会にしようと視点を変え、「ビーチクリーン」「千葉市内の農場でのボランティア」「大学周辺でのゴミ拾い」「外部団体との合同企画」などを計画しています。さあボランティア活動を再開だ!と始めようとした矢先に緊急事態宣言が発令。残念ながら、ほとんどが実現できていません(2021年9月現在)。
私たちが目指すゴール
私たちのゴールは、「みんなの未来に繋がる家」です。「みんな」とは、私たちサークルメンバーと世界中の人々、「未来」とは明日であり、これからの人生を表します。Habitat for Humanity KUISは一人一人の思いや意見、経験が飛び交い、それが誰かの未来に繋がる家のような空間となることを目指しています。
最後に、お伝えしたいのは、ボランティア活動はいずれ無くなるべきものであるということです。ボランティア活動と言われるものが全て無くなった時こそが本当の平和の訪れだと私は思います。そして、世界の共通言語は紛れもなく笑顔です。
素敵なこのサークルを立ち上げて下さったOB?OGの方々、そして20年間続けて下さったOB?OGのみなさまへ心から感謝を伝えたいです。本当にありがとうございます。これから日々Habitat for Humanity KUISは進化していきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
イベロアメリカ言語学科スペイン語専攻3年
木幡 朱里
ハビタット?フォー?ヒューマニティ?ジャパン
https://habitatjp.org