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DAY 4 / GLA Study Tour in Lithuania

2022/02/18

Thu, FEB 17 (リトアニア研修4日目)

「雨の国」とも呼ばれるリトアニア。4日目はその名の通り雨の一日となりました。

4日目の今日は、午前にヴィータウタスマグヌス大学、カウナス市役所、午後には第9要塞を訪問しました。

 

まず初めに、ヴィータウタス?マグヌス大学にて日本語を学ぶ現地大学生と交流会を行いました。コロナ禍の今、なかなか海外の大学生と直接話す機会がない学生にとって、ヴィータウタス?マグヌス大学生との交流会はとても刺激的な時間となったようでした。初めは緊張していた学生もリトアニアと日本文化についてのクイズを通じ徐々に打ち解けていきました。交流会を終えた学生からは、直接話すことでさらにお互いの文化の理解を深めることができた」「日本についてももう少し詳しく紹介できればよかった。更に日本文化についても深く学びたい」などの声が聞かれました。

 

その後訪れたカウナス市役所前には、リトアニアの国旗と共に日本の国旗が掲げられていました。出発前の心配は杞憂に終わり、リトアニアの方々は今時珍しい日本からの来客を暖かく迎え入れてくれているようでした。

 

午後には、第9要塞を訪問しました。

元々ロシア軍によって建設された第9要塞は、第二次世界大戦中のリトアニアのナチス占領中、ユダヤ人の絶滅収容所として使用された歴史的に重要な場所でもあります。

ショッキングな内容も少なくない第9要塞ですが、平和について学ぶG L Aの学生たちは、展示を食い入るように見つめ、ガイドの方の説明を一言一句逃すまいと必死に耳を傾けていました

 

4日目ともなると、学生たちもリトアニアの雰囲気にも慣れてきたのか、街ゆく人に声をかける様子や、積極的に質問する姿が増えてきています。

 

それでは、ここからは学生からの報告をご覧ください。

 

 

 (国際戦略部 牧田亜矢香)

ヴィータウタス マグヌス大学訪問

本日はリトアニア研修4日目です。

本日の活動の様子は、Bグループの、私、田邉蒼来が報告いたします。

現地での生活にも慣れてきて、いよいよ学生との交流です!

午前中はVytauto Did?iojo University(VMU)を訪問し、学生との交流後、同大学の教授によるショートレクチャーを受けました。

夏のオンラインスタディーツアー後、初めての英語での海外大学の授業は、英語力と教養力、双方においての、それぞれの進歩を確認することのできる貴重な機会となりました。

VMUでのショートレクチャー

 

ショートレクチャーの後は各自で自由にキャンパス内を探索をし、昼食をとりました。

独立記念日の翌日ということもあり、食材の調達が十分にされず、澳门葡京赌城_澳门网投平台-【在线*游戏】が限られているお店もありました。

独立記念日、または、建国記念日等をあまり盛大にイベントとして扱っていない日本ではあまりない状況をとても新鮮に感じました。

ネットでは分かりずらい情報も現地の人に訪ねることによって、事実だけでなく、彼らとのコミュニケーションを通して、ローカルな情報も知ることができました。

互いに母国語ではない言語でコミュニケーションを取ることができると考えると、またそこに興味深さがみえるよい体験となりました。

CASA DELLA PASTAでの昼食

カウナス市役所訪問

昼食後はカウナス市役所にて、マンタス?ジュルグティス副市長様との交流の機会というとても貴重な時間を過ごしました。

ホール内は国連本部の様な創りになっています。質疑応答の時間では、学生それぞれが気になる分野の質問を通して、より深くリトアニアを知ることができました。

市議会が行われる議場での集合写真

カウナス市のシンボルである十字架を頭に付けたTaurusの市

第9要塞博物館(9th Fort)見学

カウナス市長訪問後は、第9要塞博物館(9th Fort)へ移動し、戦争の歴史を学びました。

リトアニアからの視点の出来事を、実際の場所で五感を使って学ぶことは、それぞれの興味関心を引き出し、教養を深めるとてもよい体験となりました。

隅から隅まで、それぞれの関心に従って、学生自身が積極的に展示物を観覧していました。

ホテルに戻った後は、各自で夕食をとりました。

街中には、惹かれるお店が多く、毎回の自由食事時間で悩まされます。

店員さんはとても親切で、リトアニア語が全くわからず、まだまだ拙い英語を使う私たちに丁寧に接客してくれました。

リトアニアの人々の温かさに、心が癒されます。

 

リトアニア研修も折り返しとなりました!

引き続き健康には気をつけてすごしていきたいと思います(*^^*)

リトアニア伝統の飲み物「GIRA(ギラ)」

黒パンとフルーツを酵母で発酵させた甘いノンアルコールドリンク

 

この現地レポートを読むと、施設見学や食事のことが随所に出てくることから、ある方より、「他大学でも実施している海外研修とどこが違うの?」といった率直な質問を頂戴いたしました。確かに表面だけ見るとそのような印象を与えるかもしれません。しかし、一般的な海外英語研修とは明らかに違い、ハードなスケジュールのなかでリトアニアを起点とした世界史や宗教、国際関係そしてリトアニアと日本の関係に関するコンテンツがぎっしり詰まったプログラムに果敢にチャレンジしております。私から見ても、たった数日ですが、学生の心構えや意識が変わってきたように思います。

 

そこで、リトアニア到着後から2日間で受けた率直な感想を、水尻颯斗さんに書いてもらいました。

 

「Day 1、Day 2の中でもっとも印象深かったのは、杉原千畝に所縁のある場所だ。杉原千畝記念館はもちろん、彼が大使館を追い出されたあともビザを発給し続けたメトロポリスホテル、カウナス駅を実際に訪れることで、彼が行ったことの偉大さを再認識することができた。大きな車輪のようなこの世界で自分達には何ができるか、何をすべきなのかをすごく考えさせらる2日間だった。」

 

GLAの学生は、ここカウナスの地で、一人一人が関心のあるテーマに真摯に向き合っています。みなさまも温かく学生の成長を見守っていただければと思います。

 

(副学長 金口恭久)

 

GLA学部「海外スタディ?ツアー」ニュース 第4号(2022年2月17日) 文責:副学長 金口恭久