「世界難民の日」特別セミナーをオンラインで実施
「「世界難民の日」特別セミナー」をオンラインで実施しました
6月20日は国連が定める「世界難民の日」です。この特別セミナーは、国連世界難民の日をきっかけに、学生にも難民問題を身近に考え感じてもらう機会とすることを目的に企画しました。
難民支援に実際に携わった経験のある、本学客員教授 田瀬和夫 氏(SDGパートナーズ有限会社 代表取締役 CEO)をお招きし、難民支援についてお話しいただきました。
世界の難民が1億人を超えたというニュースや授業で難民問題に触れる機会が増え、難民に対する理解を深めたいという学生や、自分ができる難民支援についてヒントを得たいと考える学生が多く参加しました。また、難民支援についての日本の対応を知りたいという参加者の姿も見られました。
多くの参加者にとって一番印象に残った言葉が「まずは現地に行って経験することが大事」という言葉でした。ニュースや新聞で知識として「知っていること」と実際に経験することに大きな違いがあることで「混乱」することがあるそうですが、「混乱」から学べることは多く一番大切であるというお話でした。学生たちはこの言葉を聞き、何事もまずは経験するところから始めようと決意を新たにしていました。
また、日本には難民を悪とする偏見があり、難民の受け入れが想像していた以上に少ないという事実は衝撃的でした。実際に現地の様子を見てきた先生の「人種など関係なく、どの国の人も難民の人を助けたいと思っている」という言葉は説得力があり、どの参加者の心にも強く印象に残りました。
今回のセミナーは昼休みの1時間弱という短い時間での開催でしたが、参加者の満足度はとても高く、またお話を伺える機会を期待しているとの声が多数寄せられました。