活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.44/南アフリカ)
“活躍するKUIS在外公館派遣員たち”というテーマで、赴任中または帰国後の様子を紹介するシリーズ第44弾。
元在ケープタウン領事事務所派遣員の濱田 拓美さんをご紹介します
高校時代、英語は赤点を取るほど苦手科目でした。ただ「将来は海外で働きたい」という思いをずっと持ち続け、澳门葡京赌城_澳门网投平台-【在线*游戏】の国際ビジネスキャリア専攻に入学。しかしながら、漠然とした夢は就活の時期になっても自分の中で具体化できませんでした。その頃に在外公館派遣員募集のポスターを見て、「語学を活かし在外公館で働ける」という他にはない魅力に強く惹かれました。留学経験もなければ、決してTOEICのスコアも高くない私にとって半ば無謀と思える挑戦でしたが、約1年弱の間、英語と一般教養(勉強会/グローバル?コミュニケーション研究所)を猛勉強し、なんとか試験に合格することができました。
派遣先は南アフリカ共和国にある在ケープタウン領事事務所でした。大学入学時の自分に「卒業後はすぐにアフリカで仕事」と言っても絶対に信じなかったと思います。私が赴任した「領事事務所」は、現地職員含めて僅か7名で構成される最小規模の在外公館でした。それゆえに外線取りや窓口対応から広報行事企画、領事業務、邦人援護、要人対応まで幅広い仕事を担当させて頂き、他の公館ではできない貴重な経験を積むことができました。
3年の任期が終わり帰国して間もなく、在南アフリカ日本国大使館よりオファーを受け、「草の根?人間の安全保障無償資金協力」と呼ばれるODA(政府開発援助)業務を担当させて頂けることになりました。派遣員の頃に感じていた、南アフリカの教育格差を少しでも是正したいという思いと、派遣員の3年間で多くの人に良くしてもらった恩返しをできればという気持ちから、教育系プロジェクトを中心に作っていきました。2020年には計5年ほど過ごした南アフリカから帰国し、現在は都内の大学で職員として働いています。次は日本とアフリカとの間で高等教育の懸け橋を作ることを目標にこの新しい仕事と向き合っている最中です。
南アフリカ共和国(Republic of South Africa)
【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:122万平方キロメートル(日本の約3.2倍)
2. 人口:5,778万人(2018年:世銀)
3. 首都:プレトリア
4. 民族:黒人(79%)、白人(9.6%)、カラード(混血)(8.9%)、アジア系(2.5%)
5. 言語:英語、アフリカーンス語、バンツー諸語(ズールー語,ソト語ほか)の合計11が公用語
6. 宗教:キリスト教(人口の約80%)、ヒンズー教、イスラム教等
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