澳门葡京赌城_澳门网投平台-【在线*游戏】

图片

活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.5/エストニア)

“活躍するKUIS在外公館派遣員たち”というテーマで、赴任中または帰国後の様子を紹介するシリーズ第5弾。

元在エストニア日本大使館派遣員の佐藤(現 浅沼)亜実さんをご紹介いたします

佐藤(現 浅沼)亜実さん(英米語学科2014年3月卒業)

派遣員を志した当時よりも今は可能性が広がった自分を実感

私は海外で仕事をするのが夢で、在学中の3年次に交換留学制度を利用しフィンランドに留学しました。また大学生活の日々は英語のニュースについて討論をしたり、通訳の合宿に参加したりなどして語学力を磨いていました。その折り、大学の先輩に元派遣員の方がいて、話を聞くうちに自分も大使館で働きたいと思うようになり、大学4年の5月に派遣員採用試験を受験し、幸運にも合格することができました。就職活動も並行して進めていたため複数社から内定もいただいていましたが、すべて辞退し派遣員になる道を選びました。4年次の9月に派遣員としてエストニアに赴任しましたが、単位はすべて取得済みだったため、現地で卒業を迎えました。

エストニアはフィンランドの南に位置する北ヨーロッパの小国。私が大好きだった場所のひとつは、赤いとんがり屋根の家々と石畳が続く首都タリンの旧市街でした。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような街並でした。日本大使館はそのタリンに所在し、小規模でアットホームな雰囲気でした。

私の仕事は、官用車の配車 や書類の翻訳、会計補佐などに加え、政府要人の訪問や官僚らの出張の際にホテルや車などを手配する便宜供与が中心でした。ドライバーはじめ、自分より年上のベテラン現地職員に対しても業務を指示する立場にあるため、時に戸惑いもありました。エストニアの公用語はエストニア語ですが、大使館では英語を使っていました。現地職員は全員英語を話せますし、なかには日本語を話せる人もいますので、彼らとは日本語で話します。なるべく気持ちよく仕事をしてもらえるようなコミュニケーションを心がけ、最後に必ず感謝の気持ちを伝えるようにしていました。

エストニアでも幼稚園のころに始めた剣道を趣味として続けていました。隣国のフィンランドで行われた昇段審査を受け、三段に合格もできました。 ともに腕を磨く「タリン剣道クラブ」の仲間の出身地は、エストニアはもちろん、スペイン、香港、ロシアなど国際色豊かでした。エストニアが欧州選手権に初出場することになった際は、日本人ながらチームマネジャーとして参加し、代表選手たちをサポートしました。自分の腕を磨くより、現地の人たちに剣道を教えるのが楽しく、私を成長させてくれたエストニアへの『恩返し』だと思ってサポート役に徹しました。こういった一つひとつのかけがえのない経験をとおして、派遣員を志した当時よりも今は可能性が広がった自分を実感しています。

エストニア共和国(Republic of Estonia)

【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:4.5万平方キロメートル(日本の約9分の1)
2. 人口:約132万人(2017年1月)
3. 首都:タリン ※タリン歴史地区(旧市街)は1997年より世界遺産
4. 言語:エストニア語(フィン?ウゴル語派)
5. 宗教:国勢調査(2011年)によれば国民の半数以上が無宗教。ロシア正教、プロテスタント(ルター派)等