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活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.15/ジンバブエ)

“活躍するKUIS在外公館派遣員たち”というテーマで、赴任中または帰国後の様子を紹介するシリーズ第15弾。

元在ジンバブエ日本国大使館派遣員の根本宜邦さんをご紹介します

根本宜邦さん(国際コミュニケーション学科2011年卒)

派遣員を志した理由

言葉?言語が好きで、言葉を使って活躍できるような仕事を目指し就職活動をしていたのですが、ちょうど私の年は東日本大震災が発生した年で、就職活動も混乱を極めており、思うようにいきませんでした。そんな中、学内でポスターを見て、勉強会のドアをノックしたのが始まりでした。英語、言語学、コミュニケーション学を中心に勉強していた自分にとっては、試験合格はとても高い壁に見えましたが、同じ目標の仲間とともに勉強し、何とか合格をいただくことができました。もちろん、どの国に派遣になってもいいという気持ちで臨んでいましたが、ジンバブエという国は全く想像できず、期待半分不安半分で飛行機に乗りました。

ジンバブエでの生活と仕事

ジンバブエについて日本で調べてみると、100兆ジンバブエドルが発行されるなどハイパーインフレの国で、政府の政策もうまくいかず、経済が大混乱しているという悲観的な情報しか見当たりませんでした。実際に生活してみると、確かにインフラは整っておらず、貧しい生活もありました。しかし、もともと温厚な国民性もあってか、みんな楽天的で明るく、また天候もカラッとしていて過ごしやすく、すぐにこの国が好きになりました。
在ジンバブエ日本国大使館はそんなに大きな公館ではなかったので、館員ひとりひとりの業務範囲が広く、幅広い経験をしました。ビジネス文化の違いには大変苦労しました。日本での「あたりまえ」は全く通用しませんでしたが、「なんで日本のようにできないんだ!」と怒っても仕方ありません。まずは状況を受け入れ、徐々に常に「もし~」を考えながら、着実な仕事ができるようになってきたと思います。

帰国後

もともと教育業界志望で、大学在学中は教育で有名なフィンランドに留学しました。派遣員の任期終了後は母校の澳门葡京赌城_澳门网投平台-【在线*游戏】のグループである学校法人佐野学園で働いています。これまでは神田外語学院の教育部門で働き、英語を教えたりイベントを運営したりする仕事をしてきました。派遣員の任期で実際に経験したことを交えながら、言葉の楽しさを学生に伝えてきました。現在は澳门葡京赌城_澳门网投平台-【在线*游戏】の国際交流課に異動となり、学生に広い世界を見てもらう留学のサポートをしています。

ジンバブエ共和国(Republic of Zimbabwe)

【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:38.6万平方キロメートル(日本よりやや大きい)
2. 人口:1,560万人(2015年 世銀)
3. 首都:ハラレ
4. 民族:ショナ族、ンデベレ族、白人
5. 言語:英語、ショナ語、ンデベレ語
6. 宗教:キリスト教、土着の伝統宗教