「フェアトレード」という言葉は聞くけれど詳しいことはよくわからない、という本学学生および教職員を対象に、昼休みに計3回のミニ講座をオンラインにて開催することになりました。3回全部の参加は必須ではなく、単発での参加も可能です。ゲストの話を聞きながら知識を深め、フェアトレードへのかかわり方にも色々なスタイルがあることを知ってもらい、自分も何らかのアクションを起こしてみたい、と思うようなきっかけにつなげられることを目的に企画しました。 第2回は、2022年11月17日（木）に、インドネシア雑貨?コーヒー直輸入販売 「 nusantara(ヌサンタラ) 」の近 駿哉（こん　しゅんや）氏を講師としてお招きいたしました。近さんは本学の卒業生で、2019年に仲間4人でこの事業を立ち上げられました。nusantaraはインドネシアの「いいもの」と「文化」を日本へという理念の元、インドネシアの伝統技術と素材を活かしたオリジナル商品の開発?販売を行っています。 近さんには、卒業生ならではの視点で、事業内容やなぜインドネシアのフェアトレード品の輸入を手掛けようと思ったか、などをお話いただきました。

 

学生たちは、卒業生の先輩方が大学で学んだ言語や培ってきたスキルを活かして活動をしていらっしゃる姿に感銘を受けていました。学んだことを活かせる場所があるのは魅力的であり、活動内容がフェアトレードということにも高い関心を示していました。

 

また、インドネシアの方々の『日本に手工芸品を広めたいが色々な壁がある』という思いと、nusantaraの皆さんの『インドネシアの手工芸品を通してインドネシアの文化を広めたり、インドネシアの人々の暮らしを一緒に作り上げたい』というお互いのニーズがうまく組み合わさり生まれた活動、という点においても、非常に感動していました。

 

「インドネシアに関わらずその国の工芸品が減ってきていると聞き、大企業による安くて良い製品への対抗策を考えてみたがとても難しかった」「物が自分の元に辿り着くまでに多くの人が関わっていることがわかった」などの感想が寄せられました。

 

最終回となる第3 回は、本学キャリア教育センター客員教授　田瀬　和夫（たせ かずお）先生 をお招きする予定です。