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「非常時初動対応ツール多言語化ボランティア」に16名の在学生と1名の大学院生が参加

2021年度に産学連携協定を締結した、株式会社千葉ステーションビル様より、千葉地域の駅ビル「ペリエ」に勤務をしている外国人従業員の方に向けた、火事?地震などの非常時の初動対応マニュアルの多言語化のご依頼をいただきました。英語と日本語の非常時マニュアルは既に作成されていますが、どちらの言語も流暢でないスタッフのために、中国語版と韓国語版を新たにご用意されたいとのことでした。 学んだ語学を活かして翻訳の経験をしてみたいと16名の在学生と1名の大学院生がボランティアとして参加しました。在学生たちは、2022年10月11日(火)~2023年1月15日(日)の期間、個人やグループで翻訳作業に取り組みました。今回の翻訳対象言語は中国語と韓国語でしたが、大学で各言語を専攻している在学生はもちろん、専攻言語ではないけれど独学で学んできたという在学生の姿も見られ、翻訳への関心の高さがうかがえました。 在学生たちは、専攻言語を活かして何か役立つことをしたいとずっと思っていても、コロナ禍で学んだ言語を活かせる場になかなか巡り合えず、もどかしい思いをしていたため、迷わず参加を決めていました。 翻訳を終えた在学生たちからは「より自然な韓国語になるように実際に韓国で使用されている火災のマニュアルを参考にしたり、どうすれば見やすい配置になるか考えたり、楽しみつつ学ぶことができてよかった」「翻訳は、そのまま直訳するだけでは完成とは言えず、その言語が話されている国の背景等に応じて適切な訳を考える必要があると実感できた」といった感想を聞くことができました。 それぞれの作品は各言語専攻の先生方に添削いただき、完成の日を迎えました。先生方には、実際の現場で使用するものを各言語1つずつ選んでいただき、選出された作品を千葉ステーションビル様へ提出いたしました。 先生方からは、このような社会貢献を通して学生たちが語学を学ぶ楽しさと意義を知り、自信を育んでくれることを期待している、とのお声をいただきました。

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