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活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.28/ボリビア)

“活躍するKUIS在外公館派遣員たち”というテーマで、赴任中または帰国後の様子を紹介するシリーズ第28弾。

元在ボリビア日本国大使館派遣員の町田(旧姓:小野口)千尋さんをご紹介します

町田(旧姓:小野口)千尋さん(イベロアメリカ言語学科スペイン語専攻2016年3月卒業)

大使館で学んだことの多くが現在に繋がっています

ボリビアは南米に位置し海に面しておらず、国土が日本の約3倍ある国です。私が暮らしていた首都のラパスは、南米と言っても標高が3,500メートルあり、一年中気温が13℃前後です。温かい南米のイメージとは少し異なる場所です。標高3,500メートルは富士山の頂上とほぼ同じ高さで、酸素濃度もかなり薄いです。ボリビア人は生まれた時から高地で生きているので、標高が高い土地にいても身体の酸素濃度は高く保たれていると思われがちです。しかし実際は、低地出身の私たちと同様に、いつ高山病になってもおかしくない酸素濃度のなかで生きています。ただし、国の全土が高地と言うわけではなく、首都以外はほとんど低地となっています。

そんなボリビアは、素敵なところが沢山ある国でした。観光地で有名なのが、ウユニ塩湖です。雨季になると塩湖に溜まった水が空と反射して、「鏡ばり」という美しい景色を見ることができます。ボリビア人の性格は穏やかで、ラテンの明るく陽天気なイメージとは少し違い、真面目でシャイな人が多いです。約束を守る人が多いことが印象的でした。公用語はスペイン語でとても聞きやすく、クセが少ない話し方をします。初めてスペイン語を学ぶ人にとっては、ヒヤリングしやすいです!

私はボリビアの日本国大使館で官房班と広報文化班に所属していました。官房班では便宜供与をメインで行い、広報文化班では、月に2回ほど現地の学校を周り、日本の文化を伝えていました。アルゼンチン、ブラジルなど周りに大きな国があったため、応援出張に行くことも多々ありました。2年半で4回ほど応援出張を経験しました。

ボリビア大使館での勤務を終えてからは、卸売の専門商社に勤めています。スペイン語を使う機会は減り、大使館業務とはかけ離れた仕事と思うかもしれませんが、大使館で学んだことの多くが現在に繋がっています。在外公館は外交の現場という特殊な世界なので、人間関係や専門業務について、いい意味でメンタルが鍛えられました。
ボリビア時代に一緒に勤務した方、勤務地で知り合ったJICA関係者、民間企業の方とは、今でも連絡をとっていて、JICAの所長夫妻には帰国後もご飯に連れて行ってもらったり、たまにお茶をしたり、大変可愛がっていただいています。業務から学んだことも沢山ありますが、素敵な人たちと出会えたことも、私を成長させてくれたと思っています。

在外公館派遣員の勉強会は、私がふと大学生活を思い出す時に、最初に頭の中に浮かぶ思い出です。在外公館で働いている先輩が帰国するたびに、先生が先輩方の話を聞く場を設けてくださり、話を聞くほどにモチベーションが上がりました。在外公館で働きたいという思いで勉強してきました。結果に至るまでに、同じ授業を受けていた友達や久保谷先生の支えが沢山あったと感じています。先生や仲間は、精神的にも私の支えでした。

社会人になり、大学を卒業した今でも、その時の友達、先生と思い出話を語れる仲でいられるのは、素敵なことだと思います。あの授業での経験が、今の私の人生にプラスに繋がっています。

ボリビア多民族国(The Plurinational State of Bolivia)

【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:110万平方キロメートル(日本の約3倍)
2. 人口:1,135万人(2018年 世銀)
3. 首都:ラパス(憲法上の首都はスクレ)
4. 民族:先住民41%、非先住民59%
5. 言語:スペイン語及びケチュア語、アイマラ語を中心に先住民言語36言語
6. 宗教:国民の大多数(95%以上)はカトリック教徒