「大学受験をする時に、専門学校を併願校にすることはできるの?」
大学進学を目指す中、そんな疑問が出てくることがあるかもしれません。できれば大学に進学したいと思ってはいるものの、専門学校への進学も視野に入れているという方もいるでしょう。
結論からいうと、大学受験の際に専門学校を併願校とすることは可能です。一般的に専門学校の入試の方が大学受験より早く始まることが多いため、先に合格を決めた上で安心して大学受験に臨むことができるなど、精神的なメリットもあります。
また自分の学びたいと思っている分野を学べない大学に行ってしまい、結果として中退してしまうケースを避けるという意味でも、専門学校を併願校として見ておくということは有効です。
しかしあまり情報がないため、専門学校を併願校にできるということ自体、知らなかったという人も多いです。そこで本記事では、大学受験と専門学校の併願について詳しく解説していきます。
ぜひこちらを参考に、進路選択の幅を広げてみてください。
目次
1.大学と専門学校で併願は可能
冒頭でも述べた通り、大学と専門学校の併願は可能です。簡単に言い換えると、大学受験がもしうまくいかなかった時のために、保険として専門学校も受けて合格しておく、ということが可能になります。
一般的な大学受験の併願校(大学–第3志望以下)は例年2月頃、第一志望と同じ時期に受験することが多いため、合否がそこまでわからないということがありますが、専門学校の場合、秋ごろから入試を行っていることが多いため、早めに合格を確保できるというメリットがあります。
また専門学校は大学入試の結果が出そろう3月ごろまで学籍の確保をしてくれるケースが多いため、先に受けて合格をしておけば、少なくても進路を1つ確保した状態で精神的に落ち着きをもって受験に臨むことができます。
大学受験に学力的に不安を感じている方や、専門学校の学びにも興味を持っている方にとっては力強い味方になりますので、活用方法をおさえておくことをお勧めします。
2章ではその制度について、よく出る質問に対して一問一答形式でお答えしていきます。
2.専門学校の併願制度に関する8つのQ&A
進路相談で聞かれることの多い8つのQ&Aを澳门葡京赌城_澳门网投平台-【在线*游戏】にまとめてみました。
Q1.利用できる専門学校はどれくらいあるの?
一番学校数の大きい東京都の専門学校において約50%の学校で併願制度の利用が可能と考えられます。
残念ながら併願制度を持つ専門学校だけをまとめているデータやWEBサイトは存在していなかったため、今回東京都の中でも特に多くの学校数を持つ新宿区、豊島区、中央区に存在する105校の学校HPの情報から、併願制度の有無を確認してみたところ、約半分の54校の学校HPにて、明確に併願制度がPRされていました。
東京都全体では300校以上の専門学校が存在していますが、恐らく割合的には50%程度になると考えられます。
大阪など他のエリアの専門学校でも併願制度が利用できる専門学校の存在は確認できましたので、気になる方はぜひ皆さんの志望する専門学校の情報を調べてみてください。
Q2.大学の推薦試験でも一般試験でも、専門学校の併願制度は使えるの?
併願制度を利用できる学校の場合は、大学の推薦試験でも一般試験でも入試種別に関係なく対応している専門学校が多いです。ただし「系列の大学の併願受験のみ受け付ける」としている専門学校や、「一部の4年制大学に限る」と明記している専門学校もありますので、気を付けるようにしてください。
Q3.短期大学の試験でも併願制度は使えるの?
併願制度を利用できる学校の多くは、短期大学の入試も許可しています。
ただこちらも上記Q2同様、受験できる大学の条件に縛りがある専門学校もありますので、受験する際には必ず専門学校のHP等を確認するようにしましょう。
Q4.専門学校を併願で受験すると、難しくなったり不利になったりするの?
原則的に併願受験者ということを理由に、極端に難しくなったり不利になったりするケースは少ないです。
ただ併願制度は合格のハードルが低めに設定されていることが多い「推薦試験(単願)」ではなく、合格のハードルが標準程度に設定されていることが多い「一般試験」にのみ適用されることが多いのも事実です。
※単願とは合格したら入学する前提の出願方式のことを指します。
併願で受験をしたから合格率が極端に下がるということは考えにくいですが、推薦試験と比べると難易度がやや変わる可能性はあります。
※一部の専門学校では専門学校の推薦試験でも併願制度の適用をしている学校もあります。
Q5.併願で合格した際のお金の支払いはどうすれば良いの?
■入学金のみを先に支払う必要がある専門学校
■すべての学費の支払いは、大学?短期大学等の合否発表後まで待ってくれる専門学校
など学校によりパターンがありますので、志望する、もしくは興味をもった専門学校に確認することをお勧めします。
Q6.専門学校は結果をどれくらい待ってくれるの?
今回の調査で併願制度が明記されていた54校のうち、期限をHP等に明記している学校は半分程度でしたが、「併願校の結果発表日まで」としている専門学校や「3月上旬~中旬の日付まで」と指定している専門学校が割合として多かったです。
上記の状況から併願制度を利用できる場合、基本的には早くても3月に入るまでは大学?短期大学の受験の結果を待ってくれる専門学校が多いと考えて良いでしょう。
Q7.大学に合格した際に、専門学校に連絡する必要はあるの?
大学に合格した際には専門学校に連絡をしましょう。専門学校側は合格した人向けに学籍を確保していますので、連絡がないといつまでも学籍を確保せざるを得ません。2020年4月現在、大規模大学の定員厳格化の影響により、一部の専門学校では定員を超える受験生が集まっている所もありますので、他の受験生の合否をできるだけ左右しないためにも、進路が決まった場合は早めに連絡をしてあげるのが親切です。
ちなみに併願制度を利用する際は基本的に、専門学校側に「併願申請書」という受験する大学や短期大学の受験学部?学科や合否発表日を記載した紙の提出を求められることが多いです。もし連絡がない場合、その紙に記載された情報をもとに専門学校から連絡が来ますので気を付けてください。
Q8.大学等の結果が芳しくなく、専門学校に入学することになった場合はどうすれば良いの?
大学?短期大学の受験結果が出た後に専門学校に連絡し、最終的に入学する意思を固めたことを伝えてください。その後、専門学校の案内にしたがって、納めていなかった学費を納めるようにしてください。
さてここまでは併願制度の中身について解説してきましたが、「自分自身は併願制度を利用した方が良いのかどうか???」と悩んでいる人もいるかもしれません。そんな方向けに、
■併願制度を利用した方が良い人
■利用をお勧めしない人
のタイプを解説していきます。
3.専門学校の併願制度の利用をお勧めする人、お勧めしない人
専門学校の併願制度を利用した方が良い人、利用をお勧めしない人を以下の表にまとめてみました。
3-1.専門学校の併願制度の利用をお勧めする人
■大学受験に際し、学力面で不安を感じる人
比較的志望校のレベルを低めに設定しても模試の判定結果がよくなかった人は、大学だけでなく専門学校の併願制度を利用して一つ進路を確定させておくことをお勧めします。大学受験で結果が出なかった時に進路先がないという最悪の事態は避けられます。
■経済面の事情等で浪人ができない人
ご家庭で経済面に余裕がなく、浪人ができないという方も、専門学校の併願制度を視野に入れておくことをお勧めしたいです。浪人時代にかかる費用は予備校の費用等で100万円程度かかってくることが多いため、事前にご家族と相談しておいた方が良いでしょう。
大学と専門学校の学費については、以下の記事を参考にしてみてください。
■専門学校でも学びたいことが学べる人
プログラミング、ゲームCG制作、調理、理美容、ファッション、語学など、大学に行かなくても専門学校で質の高い学びを得ることができる分野もあります。自分の将来就きたい仕事を想像して考えてみると良いでしょう。
3-2.専門学校の併願制度をお勧めしない人
■模試の判定等で、学力に一定の自信がある人
模試において志望する大学の判定結果がB判定以上など良い状態をキープできている人は、専門学校の併願制度までは考えなくて良いでしょう。
■進路は大学と決めている人
進路は大学以外考えていないという人は、専門学校という進路を無理に選ぶ必要はないと思います。ただし専門学校から4年制大学に編入学できるシステムもありますので、知識の一つとして持っておくことはお勧めします。
■学びたいことが大学でないと学べない人
文系では経済学や法学、社会学や心理学など、そして理系では医学や薬学、化学や物理など大学でないと深い学びが得られない分野を学びたい人は、専門学校を視野に入れる必要はないでしょう。もちろん厳密にいうと独学等で学べない学問はほとんどありませんが、深い学びを得るという意味では現実的には難しいケースが多い、という目線で上記の分野を挙げています。
いかがでしたでしょうか。少しでも皆さんにとって併願制度を利用すべきか否か、という判断軸を作る参考になっていれば嬉しいです。入学金の支払いですら待ってくれる専門学校もあり、多くのケースでデメリットは少ないため、上記の「お勧めする人」に当てはまりそうな人は積極的に併願制度を活用されることをお勧めします。
ここまでお読みいただいて、具体的に専門学校の併願制度が気になり始めた、という方もいらっしゃるかもしれません。そこで次の4章では、当ブログを運営する語学の専門学校 神田外語学院の併願制度を例としてご紹介していきたいと思います。
4.専門学校の併願制度を活用して大学受験に備えるなら、神田外語学院がお勧め
当ブログを運営する専門学校 神田外語学院でも、併願制度が利用できます。
4-1.専門学校 神田外語学院の併願制度
一般試験入学?グローバルコミュニケーション科特別試験入学の受験者の方は、定められた受験期内※であれば、大学?短期大学との併願制度を利用できます。合格時に入学金のみを納入することで、3月中旬※まで学籍を確保することができる制度です。
※年度により異なりますので詳しくは本学の学校HPをご覧ください。
?入試について 神田外語学院
合格の場合、入学手続書類と一緒に「併願申請書」が送られますので、入学手続締切日(3月中旬頃)までに必要事項を記入のうえ、神田外語学院宛に郵送で提出し、併せて入学金15万円を納入していただければ手続きは終了です。
入学する場合は、残りの学費を併願制度申請者の入学手続締切日(3月中旬頃)までに納入することで入学手続が完了します。
尚、姉妹校?澳门葡京赌城_澳门网投平台-【在线*游戏】に合格し入学する場合は、4月以降に納めていただいた入学金を返還しています。澳门葡京赌城_澳门网投平台-【在线*游戏】を第一志望とされている方は、神田外語学院に併願制度を活用して合格すれば実質的な費用は受験料だけで合格を3月中旬まで確保できますので、メリットの大きい制度になっています。
※高校既卒の受験者は1期から併願制度を利用可能。
※2021年4月入学者向けの情報をもとに記載しています。
4-2.神田外語学院では大学のレベルにひけをとらない語学の授業を展開
先に併願制度のお話をしてしまいましたが、専門学校 神田外語学院では、大学のレベルにひけをとらない語学の授業を展開しています。
◆英語を実践的に学べる
神田外語学院は1957年に創設されてから60年以上にわたり、日本人がいかにして実践的な英語運用能力を身につけられるかという点に注力して、英語教育に向き合ってきました。
その中から生まれたのがEIC(国際コミュニケーション英語)という、外国人教員から英語で英語を習う授業です。1年次に週5回、2年次に週4回授業があり、授業の中で日本語は禁止。英語漬けの環境の中で英語の4技能を向上させます。
また英語発信力を強化するために、プレゼンテーションやディスカッションのトレーニングも行うため、総合的なスキルアップを目指すことができます。
◆高いTOEIC?のスコア実績
神田外語学院の2年生の平均点は611点と、大学生の平均485点を大きく上回ります。
また、1学年あたりの学生約600人中、在学中に650点以上を
大学以外にも皆さんが成長できる環境はあります。ぜひ神田外語学院も検討してみてください。
4-3.神田外語学院で学んだ後に大学に編入学するという道もある
神田外語学院を卒業後、4年制大学の2年次もしくは3年次に編入学することが可能です。在学中(主に2年生の夏~冬にかけて)に4年制大学の編入学試験を受験し、合格すると翌春から大学2年生や3年生として4年制大学に編入学できます。
日本にある700校以上の大学の内、約7割程度(国公立含む)が専門学校からの編入学を受け入れており、東北大学、名古屋大学、埼玉大学などの国立大学や法政大学、駒澤大学、日本大学のような私立大学に編入学することが可能です。
4年制大学への編入学においては直近3年間で合格者が845名と、数多くの学生を大学へと送り出しています。
合格した具体的な大学については、以下をご覧ください。東京外国語大学や東北大学、名古屋大学の国公立大学をはじめ、青山学院大学や法政大学といった有名私立大学など、様々な大学への編入学?進学実績を築いています。
※慶應義塾大学は編入ではなく1年次進学
【過去3年間 編入学試験合格者実績】
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?神田外語学院の教育の特長について以下の記事もご覧ください!
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では以下3点についてお話してきました。
◆比較的多くの専門学校で大学?短期大学との併願制度の利用が可能
◆併願制度はデメリットが少ないので、活用した方がお得
◆神田外語学院は併願制度の利用が可能&大学編入学への道も拓ける
再度になりますが、ちょっとでも迷っている人は、ぜひ併願制度を活用してみることをお勧めします。
併願制度を知ることで、皆さんの進路選択の幅が広がることを祈っています!